ライブ中継 感想

『あかねさす紫の花』
かつて、何度か見た事はあったけれど、結末ってどんなだっけ?とうる覚え。
こんなに切なく、愛憎入り混じっているお話だったとは。
これは、DVD必見!!出るのかな??
◆中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)
鳳月 杏(ほうづきあん)が凄かった~~~!”床ドン”と言われ、堂々と股を開いて立つ様がもう中大兄皇子!この役を演じる為に宝塚に入り、この時を迎えたという感じ。威厳、威風堂々、迫力、大きな衣装の着こなし、堂々とした台詞、すべてが素晴らしかったのです。これなら惚れるわけだ。
鳳月 杏、日本物が似合う。センターが似合う。
中大兄皇子を鳳月 杏でとキャスティングした先生は凄い。
鳳月 杏演じる中大兄皇子は、いよいよ、5月15日迄で役替わりへ。
博多座で見たかった。
◆大海人皇子(おおあまのおうじ)
明日海りお(あすみりお)美しく、りりしく。妻を兄・中大兄皇子に盗られる苦悩がいじらしく泣かせた・・・明日海りおが舞台に存在するだけで垢抜け、舞台がパッと華やかになる魅力が素晴らしい。
ポーの一族の熱演を終え、日本物の所作、台詞を入れ、今、エドガーではない新しい大海人皇子が存在する素晴らしさ。
◆額田女王・仙名彩世(せんなあやせ)
歌がうまい~~~!台詞の声が綺麗。出番、台詞がいっぱい。ライブ中継の大画面にアップで登場したのは出演者の中で一番多かったのでは。世紀の役づくりの鳳月 杏演じる中大兄皇子、トップスターの明日海りお演じる大海人皇子から愛されるという何とも幸せな立場で羨ましい。
中大兄皇子、大海人皇子、額田女王が揺れ動く様を舞う場面が美しくて素晴らしい。
額田女王のイナバーウアが凄い。トップ娘役になるというのは並々ならぬ努力の賜物。
◆天比古(あめひこ)・柚香 光(ゆずかれい)
額田女王を思いながらも身分の違いに苦悩する天比古がぴったり。
◆鏡王・高翔みず希(たかしょうみずき)
組長さんの台詞は穏やかで癒されます。
◆斉明天皇・花野じゅりあ(はなのじゅりあ)
副組長という管理職で上級生にして、可愛く美しい。白塗りのお化粧が一番綺麗でした。
◆舟坂郎女・芽吹幸奈(めぶきゆきな)
安定の実力。星風まどかの先輩、国立音楽大学附属高等学校出身。
◆中臣鎌足・瀬戸かずや
決め台詞もあり、男らしい、瀬戸かずやならではの中臣鎌足で、存在感ばっちりでした。
◆鏡女王・桜咲彩花(おうさきあやか)
妹、額田女王・仙名彩世に人生を翻弄される姉。ポーの一族といい、現実の立ち位置とかぶり、、、切ない女王を見事に演じていました。
◆小月・乙羽映見(おとはねえみ)
天比古(あめひこ)・柚香 光(ゆずかれい)を支える、はかなく美しい役がぴったり。トップ路線でもじゅうぶん。
◆渋い紅羽真希(くれはまき)、かっこいい亜蓮冬馬(あれんとうま)、イケメンの帆純まひろ(ほずみまひろ)、ライブ中継ではお顔のアップが確認できず残念・・・
◆十市皇女・音 くり寿(おとくりす)
大海人皇子の娘。「木の実」の歌がじょうずで可愛くて涙を誘った。
◆鵜野皇女・華 優希(はなゆうき)
登場した時、あっ!メリーベルちゃんがお着物を着ていると思いました~
『あかねさす紫の花』の結末は見ている人で想像して下さいという終わり方なのですね。。。
『Santé!!(サンテ)』
男役5人の女装からスタート。
柚香 光 、瀬戸かずや、鳳月 杏 、優波 慧、亜蓮冬馬。
亜蓮冬馬、綺麗な女性でした♪
亜蓮冬馬、コックさんも素敵でした。
美しすぎる女性の後ろ姿、こんなに綺麗な背中って誰かなと思ったら、明日海りお。
さすがの美の象徴\(○^ω^○)/
瀬戸かずや&水美舞斗のダンスシーン。水美舞斗の女役を帆純まひろ。
バトントワリングが素晴らしかった男役さんだ!
ダンスもキレッキレで、瀬戸かずやにリフトされ、空中で足をパチパチしてそのまま空中にキープ。そして暗転。凄かった。
フィナーレ、男役たちの『乾杯』は涙涙、、、
2002年、宝塚花組トップスター・匠ひびきさん退団公演「Cocktail」の場面を再現。
脊髄炎により東京公演の前半を休演となった匠ひびきさんの感動の場面。
明日海りおの秘めたる思いの表情に涙で見えなくなったほど。
今から16年前・・・
花組は男役目白押し。
歌も、仙名彩世、天真みちる(てんまみちる)、和海しょう(かずみしょう)、羽立光来(はりゅうみつき)、乙羽映見、音くり寿(おとくりす)と、超絶歌のうまい人がいて凄いです。
特に、羽立光来(はりゅうみつき)素晴らしかった!
トップコンビのダンスに合わせて歌う羽立光来の歌は、他の追随を許さないほどうまかった。ずっと聞いていたいほど。
仙名彩世、和海しょう、羽立光来は同期で歌ウマ。
和海しょう、福岡出身

下級生の方がポジションが上でも、笑顔で一生懸命に自分が置かれた位置で励む上級生。
素晴らしいな。。。。。。
万葉ロマン『あかねさす紫の花』
作/柴田 侑宏 演出/大野 拓史
1976年の初演以来、度々再演を重ねてきた万葉ロマンの名作。律令国家形成の立役者となった中大兄皇子、大海人皇子という才気溢れる二人の兄弟が、女流歌人・額田女王を巡って繰り広げる愛憎劇。古代史上に名高い三人の壮麗なロマンをもとに描かれたオリジナルミュージカル。
作・演出/藤井 大介
博多座
~ 5月26日(土)迄
宝塚花組博多座『あかねさす紫の花』『Santé!!(サンテ)』
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2018/akanesasumurasakinohana/index.html
<好きな言葉>
「できると思えばできる。できないと思えばできない。これはゆるぎない絶対的な法則である。」(パブロ・ピカソ)
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