<退団者>
星条海斗(専科)
結乃かなり
朝央れん
潤奈すばる
新トップコンビ、真風涼帆(まかぜすずほ)、星風まどか(ほしかぜまどか)お披露目公演。
<1幕>
『天(そら)は赤い河のほとり』
原作ファンの方曰く、単行本全28巻が終わったあとの、特別編として発行された、鈴木夕梨が忘れられない氷室聡の番外編を、宝塚では幕開きで表現してくれた事が感動されたそうです。
そうなんですね。。。
幕開きからいい曲♪
◆真風涼帆(まかぜすずほ)
歌がどんどん素晴らしくなって、どんどん磨かれて素敵なトップさんに。
◆星風まどか(ほしかぜまどか)
可愛い。これぞ、宝塚の娘役さん。ショートヘアもとても似合う。
◆芹香斗亜(せりかとあ)、愛月ひかる(あいづきひかる)
どっちを見たら良いかというほどかっこいい。
◆ナキア(純矢ちとせ、少女時代・華妃まいあ)と、ウルヒ(星条海斗 、少年時代・真名瀬みら)の関係が切ない・・・
純矢ちとせ、毎日、毎公演、あのようなキツイ役を、あのような表情で、毎回、力強く、モチベーションを保つのは凄い。
星条海斗、綺麗な長い金髪姿を見ているだけでジーン・・・
ウルヒが「宦官だから子を成す事は出来ない」
の”宦官”を調べてみました。
”宦官(かんがん)”去勢を施された官吏
◆地下牢の場面はドキドキもの。歌も出演者の迫力も凄い。
◆タロス(風馬 翔・ふうまかける)が良い!
◆従者ティト(愛海ひかる・まなみひかる)が可愛くて泣けて泣けて・・・
◆優希しおん(ゆうきしおん)の熱い演技!
◆桜木みなと、切ない・・・ハスキーな声、歌が良い。
◆ラムセス(芹香斗亜)の母・美風舞良(みかぜまいら)、ラムセスの姉たちがアドリブで笑わせてくれた^^
「我が家は代々、軍人の家系」
と、母、姉たちが腕を上げるのをマネするラムセス(笑)
ラムセスに呼ばれて出てくる母と姉たちは、一列で前の人のドレスの裾を持っている(笑)
◆エンディングシーンもとてもいいですね。。。ティトのお父さんのタロス、牢から出られたんだね・・・泣
<2幕>
『シトラスの風-Sunrise-』
◆幕が開くと綺麗な彩りで鮮やか。
◆寿つかさ組長がセンターで踊っている姿はやはり感動・・・
20年前の『シトラスの風』に出演していた寿つかさ組長をセンター長にした先生の愛。
◆「♪たんたん太陽が~夢見たこれが恋よ~」と歌っているのを聞いて準備!
次は、”ひとりダンディズム”だ!!!!
”ひとりダンディズム”で銀橋を左から右に渡り終わる間に一体何人の女性を気絶させたのだろう。
芹香斗亜、歌、スタイル、帽子の角度、色気、背中の伸び、完璧すぎるダンディズムでした。
◆寿つかさ組長を囲んで男役たちが踊るナンバーも泣ける・・・
◆和希そら(かずきそら)のダンスの軸が凄い。大きい人に囲まれて踊っていても、ひときわ目を引くキレッキレのダンス。目を奪われていると、帽子を落としたようだけど、動じる事なく拾い上げる。
『WEST SIDE STORY』のアニータ、そして、8月はバウホール初主演『ハッスル メイツ!』
ノリに乗っている和希そら。宙組の”そら”
◆星条海斗には割れんばかりの拍手!『アマポーラ』も最高で、『DRIFTER IN THE CITY』はもう最高潮!拍手が凄かった!泣けました・・・・・
◆星風まどかのオペラが素晴らしすぎる。
◆真風涼帆、星風まどか、芹香斗亜の三角関係の場面はドキドキ。曲調が変わるのがときめきます。
◆男役と娘役のリフト、凛城きら(りんじょうきら)のリフトの回るスピードが凄かった。
『神々の土地』の皇后アレクサンドラ、良かった。またあのような女役が見たい。
◆ロケット、新人公演初主演した鷹翔千空 (たかとちあき)の足の上りが凄くてビックリ。
◆明日へのエナジー
えっ!もう、明日へのエナジーの場面なの?!というくらい早かった。
明日へのエナジー、凄い。泣ける・・・・・・・・・
副組長・美風舞良のゴスペルが凄くて泣ける・・・・
♪さあ、飛んでゆけ
さえぎるものはない
限りない力と 輝く若さと 夢を信じて
泣・・・
◆男役群舞の三角形はとても素晴らしい!
【退団者】
◆潤奈すばる(じゅんなすばる)
神奈川県川崎市出身。私立和光高等学校出身。2012年、初舞台。98期生。同期には暁千星、天華えま、瑠風輝、遥羽らら、真彩希帆、星南のぞみ、有沙瞳ら。
<組長から、好きだった役、メッセージの紹介一部>
『エリザベート』黒天使、『王家に捧ぐ歌』新人公演:サウフェ(本役:蒼羽りく)、『パーシャルタイムトラベル 時空の果てに』のすべて。『WEST SIDE STORY』は最高の青春。いろいろな役での人生を楽しんだ。踊る幸せを感じた。応援して下さったからこそ追及できた。宝塚は100年以上、宙組は20周年。宝塚が永遠に続きます様に。
<組長からの言葉一部>
「勢いのある男役だった」
<潤奈すばる 挨拶一部>
「無我夢中で走ってきました。何も知らずに入った宝塚は想像以上に厳しく、想像以上に温かいところでした。尊い仲間と出会えました。かけがえのない宝塚の勇気をもって次の世界へ進みます。感謝でいっぱいです」
◆朝央れん(あさおれん)
東京都稲城市出身。2009年、初舞台。95期生。同期には実咲凜音、愛希れいか、伶美うらら、柚香光ら。
<組長から、好きだった役、メッセージの紹介一部>
『カサブランカ』のすべて。『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』新人公演のルッツ(本役:凛城きら)。『相続人の肖像』、『王家に捧ぐ歌』(博多座)メウ、『パーシャルタイムトラベル 時空の果てに』のすべて。ホレムヘブ将軍は思い入れのある役に。成金の役、美女と一緒の役、、、すべて成長させてくれた。
<組長からの言葉一部>
「芝居に熱い。いつもれんの周りは笑いが絶えない」
<朝央れん 挨拶一部>
「今、幸せです。こんなにも幸せ。優しい上級生。可愛い下級生。大好きな大切な同期。支えてくれた家族。どんな時でも見守って下さったお客様。これからの人生も、清く正しく美しく生きてゆきます。精一杯の感謝を込めて、10年間、ありがとうございました」
◆結乃かなり(ゆいのかなり)
兵庫県神戸市。兵庫県立芦屋高等学校出身。2007年、初舞台。93期生。同期には舞羽美海、芹香斗亜、彩風咲奈、蒼羽りく、愛月ひかるら。
<組長から、好きだった役、メッセージの紹介一部>
『ファンキーサンシャイン』サンシャインの11名。達成感と拍手を忘れない。『うたかたの恋』ではヒロインの母を。役と向き合い楽しかった。『New Wave! ー宙ー』楽しかった。『エリザベート』憧れていたマデレーネ。すべて皆様に育てて頂いた。
『銀ちゃんの恋』でスケバンやったんだ~。。。
<組長からの言葉一部>
「人並み外れた身体能力とダンス。ずっと見ていたいダンス。普段はチャキチャキ」
<結乃かなり 挨拶一部>
「宙組の一員として12年、幸せな夢を見させて頂きました。宝塚は素晴らしい世界。踊る事が大好きで飛び込んだ宝塚。出会いと愛を頂きました。涙、喜び、かけがえのない宝物です。皆様と出会えた奇跡、出会えた運命に感謝。出会って下さいました皆様、ありがとうございました」
◆星条海斗(せいじょうかいと)
神奈川県横浜市。アメリカンスクール出身。2000年、初舞台。86期生。同期には凰稀かなめ、陽月華、城咲あい、緒月遠麻、花野じゅりあ、憧花ゆりのら。
<組長から、好きだった役、メッセージの紹介一部>
『紫吹淳コンサート Lica-Rika/L-R』初めて、歌い、踊った。憧れの紫吹淳さんに男役の色々な事を教わった。KAZUMI-BOYさんの振り付けの虜に。365日、ダンスの事を考える様になった。『エリザベート』の黒天使。蘭寿とむさんと『服部有吉2005 Presents R・Hatter《アール・ハッター》』に出演させて頂き、本物の男性の横で、男役を大きく見せる事に必死だった。『JAZZYな妖精たち』のロケットボーイ。『暁のローマ』で新人公演初主演。毎日、夢を見ているようだった。轟 悠さんに沢山学んだ。『ME AND MY GIRL』の パーチェスター。『アリスの恋人』のナイトメア。悪魔は経験あっても、悪夢は初めて(笑)小柳奈穂子先生が大好きに。『ロミオとジュリエット』ベンヴォーリオ。「ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-」アラン。『THE MERRY WIDOW』尊敬する北翔海莉さんとご一緒で一生の財産に。『FALSTAFF~ロミオとジュリエットの物語に飛び込んだフォルスタッフ~』でバウ初主演。専科に異動して、各組の文化、風習などを知り、より、宝塚歌劇団を誇りに思った。宙組は温かくて、ぬくもりに包まれた。言葉にできないほどの感謝。息づかせて下さったファンの皆様に感謝でいっぱい。本日の笑顔は皆様のおかげ。
<組長からの言葉一部>
「圧倒的なカリスマ性。努力して追及し続ける姿。シャイで優しくチャーミングな笑顔」
<日刊スポーツ 宙組初出演「一番好きなショー」で卒業/星条海斗より>
「宝塚は私にとって高校であり、大学であり、大学院でした」
「(花組公演(邪馬台国の風)が充実していて、その前にディナーショーも2回やらせていただいて、外の世界に興味がわいてきた」
「宝塚ではみな、18年生の星条海斗を見てくれる。でも、確立されてしまった寂しさもあった」
<星条海斗 挨拶一部>
お花は、専科から英真なおき(えまなおき)※かっこいいジャケット
同期のお花は、妃鳳こころ(ひほうこころ)
「宝塚大ファンの祖母に10年はいると約束して早や20年(笑)祖母も天国で喜んでくれていると思います。何も思い残す事はございません。本当に幸せでした。パワフルにエネルギッシュにどんな時でも支えてくれたファンの皆様、ありがとうございました!」
星条海斗さんの大ファンとテレビでも公言している、西川史子さんも客席で見守っていました。
寿つかさ組長の声が聞き心地が良くて、退団者紹介もスッと心に入り、温かい気持ちになりました。
【トップスター・真風涼帆 挨拶一部】
「4か月前からお稽古が始まり、余裕なく走り続けてきました。星条さんをはじめ、宙組の仲間、スタッフの皆様、感謝でいっぱいです。何より、沢山の愛で支え、導いて下さったお客様。葛藤しながら王となったカイルの様に、20年の伝統と歴史を守り、走り続けて参ります!」
~カーテンコール~
真風涼帆「長い目の公演でしたが、ひとりも欠ける事なく千秋楽を迎えられて良かったです」
~カーテンコール~
真風涼帆、退団者4名
真風涼帆「せっかくですからひとことづつ頂けますでしょうか」
潤奈すばる「幸せな日々をありがとうございました」
すっごい女の子の声に客席ザワザワ。。。
真風涼帆「オオーーーッ!いいのね?」
潤奈すばる「はい!」
真風涼帆「ゆうこ」
朝央れん「ゆりかさん率いる宙組が大好きです!!」
結乃かなり「いっぱい、12年間ありがとうございました」
客席「マギー!マギー!」
星条海斗「コホン、コホン(と咳払い)わたし、帰らないよ!」
客席、爆笑

ユーリの台詞だ!
ユーリが日本に帰らないでヒッタイト帝国に残ると言う台詞だ~!
星風まどか、ニコニコ

真風涼帆「可愛い!」
星条海斗「帰るのやめましょう」(笑)
真風涼帆「思い残す事は?」
星条海斗「だって、帰らないもん。困ってる?困ってる??」(笑)
真風涼帆「帰りはしませんが(汗)仲間を呼ぼうかと(汗)」
星条海斗「いいと思いま~す」(笑)
上級生の星条海斗が、下級生トップの真風涼帆をいじり、モジモジする真風涼帆が見られて可愛い~
~カーテンコール~
真風涼帆「やれやれ、、、」
出演者「うるさい女神様だ」
爆笑

真風涼帆「皆様は大切な女神です(笑)気を付けてお帰り下さい」(笑)
~カーテンコール~緞帳前
客席「オオーーー!!」
真風涼帆「胸がいっぱいです。ついに千秋楽の幕が下りました。今後、宙組は3チームに分かれますが、それぞれ一生懸命に努めます」
真風涼帆、本当にお人柄の良さが挨拶に表れています。。。
東京だけでも54回公演。新人公演出演者は55回。
西と合わせると100回くらいの公演で、芝居とレビューで200ステージ。
素晴らしい!
退団者の皆様、キラキラ輝いていました。
憧れの宝塚に入って、やり切った感。
潤奈すばる君はちょっと退団早いのではと思いましたが。。。
以上、
宝塚宙組東京千秋楽『天は赤い河のほとり』『シトラスの風』退団・星条海斗、結乃かなり、朝央れん、潤奈すばる
レポートでした。
宙組公演『天(そら)は赤い河のほとり』『シトラスの風-Sunrise-』初日舞台映像(ロング)
原作/篠原 千絵「天は赤い河のほとり」(小学館)
脚本・演出/小柳 奈穂子
紀元前14世紀、古代オリエントのヒッタイト帝国。優れた才能と血筋で世継ぎと目される第3皇子カイルは、呪術の形代としてタイムスリップさせられた現代の女子高生、鈴木夕梨(ユーリ)と出会う。彼女を召喚したのは、自分が産んだ皇子に皇位を継がすため、他の皇子を亡き者にしようと画策する皇妃(タワナアンナ)、ナキアであると知ったカイルは、ユーリの身を守るため側室として傍に置く。正義感に溢れ、現代的な感覚で物事を捉えるユーリは、次第に民衆の心を掴み、戦いの女神イシュタルとして崇拝されるようになる。そんなユーリをいつしか深く愛するようになっていたカイルは、彼女を正妃に迎え理想とする国創りに邁進したいと考え、ユーリもまたカイルと共に生きることを願う。だが、ユーリの帰還や強国ミタンニやエジプトとの対立、そしてナキアの陰謀など、二人の前に様々な障壁が立ちはだかっていた……。
宝塚公式ホームページ
http://kageki.hankyu.co.jp/
藤川奈々ホームページ
http://www.nanafujikawa.com
食べログ(ニックネーム:福山麗子)
https://tabelog.com/rvwr/000355206/
吉本営業センター
http://www.yoshimoto.co.jp/corp/guide/talent.html
よしもと文化人セクション オフィシャルブログ
藤川奈々が聞き手となりインタビュー形式でよしもと所属の文化人を紹介します!
※敬称略